雑誌、テレビ、SNS、広告などで「健康にはコレ!」「ダイエットにはコレ!」という情報を目にすることはありませんか?
つい「これならできるかも!」と試してみたくなることもあるかもしれません。
「まずはやってみる」その姿勢は素晴らしいものです。
実際、多くの人が「やらなきゃ」と思いつつ行動に移せないという方が70%と言われているので、チャレンジする気持ちは大事です。
でも…その方法が本当にあなたの体に合っているかどうか、しっかり考えたことはありますか?
体の状態は人それぞれ違う

私たちの体は、みんなそれぞれ違います。健康情報をただ鵜呑みにして「これが体に良い」と始めても、自分に合わない場合もあります。
例えば、大阪に行きたいと思っても、自分の今いる場所がわからなければ、どちらに進めば良いかわかりませんよね。
健康へのアプローチも同じで、自分の「現在地」、つまり体の状態を理解していなければ、正しい方法を選ぶことは難しいのです。
あなたの「今」の体の状態は?

体が冷えている方にとって、サラダを食べ過ぎると体を冷やしすぎるかもしれませんし、水分が足りず便秘の方に食物繊維を多く摂ると逆効果になることもあります。
健康に良いとされるものでも、体の状態によっては逆に負担になることがあります。
まずは自分の体が「今」どのような状態なのかを知り、それに合ったセルフケアを選ぶことが大切です。
簡単に自分の体を見分ける方法:「舌診」

ここで、自分の体の状態を簡単にチェックできる方法を一つご紹介します。
それは東洋医学で使われる「舌診(ぜっしん)」です。
鏡の前で舌を出してみてください。舌の色や状態を見ることで、体の傾向がわかるかもしれません。
- 舌に白っぽい苔(こけ)がついている場合 → 冷え傾向
- 舌に黄色っぽい苔がついている場合 → 熱い傾向
- 舌の端に歯型がついている、またはむくんだように見える場合 → 水分過多、むくみ傾向
自分の体に合ったケアを見つけよう

例えば、冷え傾向がある場合は体を冷やさないように気をつける、むくみが気になるなら水分摂取を見直すなど、自分の状態に合ったケアが必要です。
また、冷えやむくみなどが生じる原因についても考察することが、本当の健康改善につながります。
まずは自分を知ることから始めよう
健康情報に振り回されるのではなく、自分自身の体を知ることから始めましょう。
毎日鏡に向かって、あっかんべ〜と舌を出し、自分の体のサインを読み取っていく。
そんな小さな習慣が、より良い健康への第一歩です。
次回は、栄養素の観点から体の状態を見つめる方法についてお話しします!