
肩こりでお悩みの方は多いですが、実は“肩だけ”ではなく、身体全体の免疫状態や自律神経のバランスとも深く関係しているんです。
ここでは、肩こりの原因とメカニズムに加えて、「やめるだけ健康法」の視点から“免疫力や自然治癒力を高める”工夫もあわせてご紹介します。
肩こりとは何か
筋肉のこりと血行不良
肩こりの主な正体は、筋肉のこわばりと血行不良です。
- 筋肉がこわばる → 血管が圧迫 → 酸素や栄養が十分に行き渡らない
- 疲労物質や老廃物が溜まって炎症を起こし、痛みや重だるさが生じる
ポイント:長時間の同じ姿勢や緊張状態が続くと、筋肉が張って血流が滞りやすいです。
やめるだけ健康法の視点
スマホやPCの見過ぎ時間を決める、休憩なしの仕事を控えるなど、「負担になる習慣を減らす」ことが免疫力を維持して肩こりを悪化させない秘訣になります。
悪い姿勢をとり続けることや、過度な緊張状態を“やめる”工夫が大切。
なぜ痛みや重さを感じるのか
※肩周辺の筋肉に炎症が起きると、神経を刺激して「痛み」「だるさ」が強くなります。
血行不良が進むと疲労物質が排出されにくくなり、常に重い感じが続いてしまうのです。
やめるだけ健康法の視点
イライラしっぱなしをやめる、不安で寝つきを悪くするのをやめるなど、ストレス源に気づき、少しずつ減らす工夫をすると回復しやすくなります。
ストレスを抱え続けない:精神的緊張も自律神経を乱し、血行を悪化させる一因
肩こりが起こる主な原因
姿勢の悪さ
長時間のデスクワークやスマホ操作で姿勢が崩れると、肩や首に大きな負担がかかります。
- 猫背や巻き肩は、肩こりを引き起こす大きな要因
- 頭部が前に出ると首や肩の筋肉への負担が急増
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やめるだけ健康法の視点
- 長時間同じ姿勢を続ける習慣をやめる。1時間に1度は立ち上がって軽く体を伸ばすだけでも肩こり・免疫力低下を防ぎやすい。
- 溜まった疲れを翌日に持ち越さないために、「頑張りすぎる」ことをやめるのも重要です。
ストレスや疲労、目の疲れ
ストレスは自律神経を乱し、筋肉の緊張を高めます。さらに目の疲れも、首や肩まわりへの負担を増やす大きな原因です。
- 無意識に歯を食いしばる・肩をすくめるクセは、筋肉の緊張を強めがち
- PC・スマホを休憩なしで見続けることも、目や肩の疲れを蓄積させます
やめるだけ健康法の視点
- 感情的ストレスを「抱えっぱなし」にしない工夫が免疫力維持につながる。
- 心が疲れたなと思ったら、「無理に働き続ける」のをやめる、気分転換を挟むなどの行動が大切。
肩こりのセルフチェック方法

肩の可動域の確認
- 両肩をゆっくり回してみる
- 腕を上げ下げして、痛みや重さを感じるか確かめる
- 左右差がないか観察する
うまく回せなかったり、片側に強い痛みや張りがある場合は、肩まわりの筋肉にこりがあるかもしれません。
押してわかる凝りのポイント
- 鎖骨の上あたりや肩甲骨まわりを軽く押してみる
- 痛みが強かったり、硬くなっているところがあれば、そこがこりのポイント
- 強い痛みや違和感がある場合は、早めに専門家に相談を
やめるだけ健康法の視点
- 「痛みに気づいても何もしない」ことをやめる。
- 軽度の痛みや違和感なら早めのセルフケアや休養をとることで、免疫力を下げずに回復を促すことができます。
まとめ
肩こりの主な原因は、筋肉のこりと血行不良。
さらに「やめるだけ健康法」の視点を加えると、肩こりは身体全体の免疫状態とも深く関わっていることがわかります。
- 悪い姿勢やストレス環境を“やめる”
- 頑張りすぎを“やめる”
- 休みなく働き続けるのを“やめる”
このように、不要な負担をかける習慣を減らすことで、自律神経やホルモンバランスを整え、免疫力の維持にもつながります。
まずはセルフチェックを取り入れながら、日常で意識している“ちょっとしたやめる行動”を増やしてみてください。
肩こりは放置すると慢性化しやすく、免疫力の低下を招く可能性も。
無理をせず、早期にケアして健康的な身体づくりを目指しましょう。
この記事のポイント
- 肩こりを免疫力や自律神経の面からも考える
- 悪い習慣を“やめる”視点で肩こりケア
- 肩こりのセルフチェックを習慣化し、身体からのSOSを見逃さない