くつろぎに初めて来られた方は大抵、なぜ体がゆるむのかわからない…と頭にハテナが浮かぶことがあるようですが、来店された方はいかがでしょう?
好奇心旺盛な方からは、施術中に質問攻めにあうこともあります。
私としては、体に少しでも興味を持ってくださり、体ってこんなに簡単にゆるむんだと知ってもらえると本当に嬉しいです。
だって、最近の方々って頑張り屋さんが多いから自分のこと後回しにしてしまっていたり
緊張が続いていて脱力している自分を作ることがすごく苦手だったりするから。
ですので今回は、痛い箇所を触らず安心安全に解消させられる理由を今回はご紹介させていただきます。
そもそも痛みは「信号」

多くの方が、痛い箇所が根本的な原因でそこをなんとかしなきゃ!と思われていますが、これは間違いです。
痛みという反応は、あくまで「信号」。
痛み以外にも、かゆみ・くすぐったい・眠たい・だるい・冷たい・熱いなども全て体が発する声。
言葉が通じない子どもが泣いている状態をただなんとかしようとするのではなく、
ご飯かな?下の問題かな?と原因を考えて対策してあげることで泣き止むわけで。
それを解消させずに、一時的に泣くのを止めさせてもまたすぐに泣き出すでしょう。
そして一番タチが悪いのが……
その気持ち悪い状態に慣れてしまうことです。
体から問題が起きてるというサインを完全に無視して、体が良くなろうという反応を止めるわけで……
小さい不調は感じなくなりますが、気づかないところで体に悪いものがどんどん育っていく。
これが一番避けたい結末だと考えます。
不調箇所を触っても意味がない理由

長期休暇の旅行。
あなたは高速道路を走っています。
すると、交通情報で「10km先、事故のため5kmの渋滞」と。
渋滞で止まっているあなたが今いるところは事故が起こっている箇所から5km離れた場所。
この時、この渋滞を解消させようとしたらどこを改善、解決させる必要があるでしょうか。
渋滞で止まっている自分がいる現在地……ではないですよね。
渋滞の原因となってしまった10km先にある事故車をどうにかしないと渋滞は解消しないということです。
このように、目の前にトラブル、問題として現れているのは「症状」でしかなくこれは「結果」なんです。
それとは別の「原因」を解決しないと本当の意味での問題解決は絶対にしません。
むしろ、結果の部分だけどうにかしようとした場合、原因を隠すことになってしまい、かえって体を悪くする手伝いをしてしまっている可能性も否定できない状態になります。
不調の原因は毎回ほとんど一緒

多くの方が、大体ほぼ毎日同じ行動をとっています。
いつもと同じ道を通ったり、同じ仕事をしていたり、同じような食事をしていたり。
ということは、出てくる不調も不調箇所も大体似たようなものが起こるということです。
そして、それを放置していたら他がかばってくれて他の場所もどんどん悪くなってくる。
例えば、冷たいもの(お酒など)をよく飲む方の腰痛は、おなか(内臓)が冷えて縮むことで背中側が引っ張られて筋肉が張り痛みが出ます。
座りっぱなしの方の腰痛は、お尻周りの圧迫が続き血流が悪くなって冷えることで筋肉が硬くなり痛みが出ます。
今回の場合、「症状(結果)」は腰痛。
原因は内臓のストレス、またはおしりの血行不良といった感じ。
一度自分の習慣と痛みやすい箇所の関係性をしっかり理解すれば、痛くなった時に自分でケアができてしまったり
さらには痛みが出ない生活を送ることも可能になってきます。
余談にはなりますが、院長の小森はしょっちゅうぎっくり腰を起こしていましたが、原因を取り除き2024年現在、13年間腰痛を感じず過ごすことができています。
自分の痛みと行動の関連性見つけて、不調から卒業できたとしたら
どんな生活が過ごせそうですか?